2016-11-22から1日間の記事一覧

【洋書】名作小説「アルジャーノンに花束を」を紹介してみる【多読】

「アルジャーノンに花束を」の概要 SF小説といえば、この作品を読むまでどうしても宇宙や未来をテーマにした作品のイメージを想定していました。しかし、「アルジャーノンに花束を」は知的障害をを持った少年が手術によって、 突然知能指数が上がることによ…

【洋書】トマス・ハリス著「ハンニバル」に見るラブストーリー【ネタバレあり】

レクター博士の恋心 「ハンニバル」はトマス・ハリスの小説で、3部作の最終巻です。これより前の作品「羊たちの沈黙」で初めて出会ったFBIの女性捜査官クラリスと、 連続殺人犯のレクター博士の奇妙な関係は「ハンニバル」でかなり前進することになります。…

映画『オデッセイ』の原作小説「The Martian」を紹介してみる。【洋書多読】

映画『オデッセイ』の原作 『The Martian』は、少し前に大ヒットした映画『オデッセイ』の原作となった小説です。 アンディ・ウィアー著、小野田和子訳の上・下巻で日本語版も発売されています。内容を簡潔にまとめると、宇宙飛行士の主人公マーク・ワトニー…

洋書「Primal Fear 」で感じる人間の二面性。【邦題】真実の行方

悪役にしか見えない主人公 1993年に出版された小説で、司祭が何者かによって殺害されたという、 事件をめぐるストーリーなのですが、ただのサスペンスや刑事ものではなく、 人の猟奇的な一面をよく描いたものなのです。この事件の容疑者として逮捕されたのは…